~漢江は市民の憩いの場 今日は日曜日。 先日、長く付き合いがあるLED照明の会社に行った時、 そこの次長さんが彼女も居なく、週末はただ家で過ごしている、と聞き、 では、私の友人を(かなり美人)を紹介しましょう！となり、 新紗洞というところで一緒にタコの鉄板炒めを食べた。 この料理は特別旨いわけでも無いので、紹介は省きます。 写真は日曜日の夜9時頃のショットですが、 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 この裏原宿並みの人の行き来は、ソウル市を南北に分けている漢江のほとりです。 すごい人出でしょう。でも極寒時を除けばこれが普通なんです。 漢江の河川敷はずーっと公園になっており、全部で12箇所あります。 自転車専用道路と、地域ごとにコンビニ、運動場、イベント広場などが必ずあります。 週末の夜は駐車場も無料です。日本の都内なら最低800円はかかりますよね。 小ぶりのテントがあちこちに立ち(数年前から韓国はキャンプブーム、かなりの人達が キャンプ用品を取り揃え所持。中でもワンタッチ式のテントは利便性から大人気) コンビニでビールやお菓子を買ったり、また電気ラーメン煮器もあり自由に使えます。 コンビニの周辺にはテーブルセットがあり、ここで購入した物や持参した物を食べたり、 何も購入しない人々でもテーブルは使えます。 公園に居ても出前は頼めます。 韓国は出前の王国で、デリバリー出来ない物はありません。 注文する時は、◯◯大橋の横の大きな木の近くです。などと大体の場所を言えば、 近くに来てから電話をくれて、頼んだ方も、おーい、こっちこっち！と手を振って知らせます。 配達員はカードリーダーも持ってますから持ち合わせが無くてもカード決済できます。 このコンビニのテーブルに陣取り、涼しい夜風に吹かれながらおしゃべりを楽しみました。 漢江の北に見えるソウルタワーや橋のライティング。BGMに合わせ橋の欄干から吹き出す噴水、 サイクリングの人達がひっきりなしに往来する中をインラインスケートの集団が過ぎ去ったり、 ジョギングをする人、肩を寄せ合うカップルなど、深夜まで漢江のほとりは賑わいます。 こういう自由な (悪い言い方をすれば、メチャクチャ、やりたい放題) 公園の使い方は、 規則がうるさい日本のそれと比べればうらやましい限りです、 お金をかけたり、遠出をしなくてもアウトドアやスポーツが楽しめますし、 食事の後に散策したり、熱帯夜には夕寝なんかもできます。(私はしませんが) こんな素朴でなんてこと無い生活環境が、私が好きな韓国の一面でもあります。 (2015.07.27　田中 貴子 記)